今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間 2025年1月
2020年2月以降のコロナウィルス感染の拡大により、プノンペン郊外のステンミチャイ地区に暮らすゴミ収集で生計を立てる住民コミュニティも大きな打撃を受けた。ゴミの単価が下がり、収入は減り物価は高騰している。縫製工場などの閉鎖に伴う失業も増えた。JOMASの支援により、生活困窮家族185世帯にむけた緊急食糧支援を毎月継続してきたが、コロナによる規制緩和により、生活環境がコロナ前の状態に戻りつつあるため、2022年9月から対象家族数を縮小し、より支援を必要とする世帯のみ支援を継続している。JLMMでは「子どもの家」などのすべての活動をコロナ禍以前同様に再開している。
☆プロジェクト担当者;
アン=マリーン(JLMMカンボジア現地スタッフ)
漆原比呂志(東京事務局)
承認:プノンペン市郊外ゴミ集積場集落における生活向上支援プロジェクトの
2024年度支援(上記活動内容➁)(継続支援)として
内訳:緊急支援食糧パック(10世帯分×12か月)、子どもへの給食活動食材費
スタッフ及びアシスタントスタッフ給与、保守整備費
2025年度の乳児院の在籍児童数は35名。シスター立石からの申請のレターやシスター川下からも、次のようにボリビアの厳しい状況の報告があった。
ボリビアの経済はもともと不安定だが、昨年から米ドルが枯渇し、輸入品のみならず国産品の価格も上昇し続けている。今直面している問題の一つは、アルゼンチン産の乳児ミルクBebelacの輸入が停止しており、在庫が半月ほど分になり、乳児ミルクのボリビア国産品がないので、栄養の同じ他の製品を探しているところだが、先に話したように、輸入品が高騰しているため値段がほぼ倍になる。
政府の経済対策は悪循環を繰り返しているので、乳児用のミルクの確保は緊急の課題となっている。また、シスター立石のレターには、アメリカの某夫人が30年来16名の給与支援をしてこられたのが、財団の閉鎖と私財の経済難により、全面的に支援が打ち切りとなった。シスター立石は、驚きと不安でしばらく眠れない日が続いたという。修道会も16名の給与支援は難しいため、現在後援者を探している。さらに一般の方にもSNSを通じて、現物、現金支援を呼びかけ、古着などのバザーも行い、資金集めに奔走している。年末にむかって管理運営会議を開き、子どもの定員を45名から35名に減らし乳児を主に受け入れる、さらに10名の職員をリストラ対象として経済難を乗り越えようとしている。JOMASのミルク支援と5名の給与支援はオガールファティマ乳児院の命綱である。どうか支援を継続していただきたい。
申請A: 2025年度乳児用ミルク購入代
・2025年の乳児用ミルク購入代、
・2025年フォローアップミルク代
・幼児のための年間 国産PILミルク代
申請B: 5人の職員給与
2025年度分の常勤職員5人分の14か月の給料の支援
承認:2025年度支援申請として A + B
☆2025年度支援としては、2024年度と同じ支援内容(乳児用ミルク購入代、5人の職員給与)。金額としては物価高騰で申請額が割高となる。