新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間 2023年7月
チャド共和国ライ市のナザレト女子寮は28年前に開設されて以来、皆さまのご支援により勉強部屋、寝室、教材など寮の環境整備を整えてきた。JOMASには2022年夏に屋根と床の補修工事の支援をいただき、2023年3月に無事終了したことをご報告する。
コロナ禍の体験と時代の流れを受け、この度食堂を建設することによって更に公衆衛生に力を注ぐべきだと考えプロジェクトとした。現在はゴザの上でお皿を数人で囲む昔ながらの姿で食事をとる。椅子に座り食卓を囲む文化的な生活を提供するために食堂と台所が必要となる。この建設の支援をお願いしたい。このプロジェクトの実現により、机と椅子で勉強する、という姿勢にも変化があるように期待している。
ご存じのようにチャドは暑い国のため、食堂はバンガローのように二面を壁にしトタン屋根を計画している。
決定:ライ市ナザレト女子寮の食堂兼台所建設の支援
今回はMile‘91という田舎にあるクリニックで使用している車両支援の申請。
ここでは近隣の村からクリニックに来られない人々の訪問治療や必要に応じてクリニックまで、あるいは100㎞程離れた町の病院まで搬送する救急車として車両を使用している。この車両一台の新規購入の支援の一部をJOMASにお願いしたい。
決定:mile‘91 クリニックの訪問看護及び救急車両購入費用一部支援
日頃からの当施設、子供たちに対する温かい愛にあふれた支援に心から感謝する。コロナに対する恐怖は一段落したが、コロナに対する備えが入所者のデング熱、インフルエンザに対する予防措置につながっている。また皆さまのご支援のおかげでそのような状態の中でも週に一度来てくれる医師や看護師を頼ることができ、治療を続けることができた。また、私たちは若者が仕事を始めるためにスキルを身につけることができるよう、職業ワークショッププログラムを作成しており、それにより非常に高額な運営コストがいくらか軽減できている。
今年度、施設を利用する、複数の障害を抱える33名の入居者から同じく障害を持ちデイプログラムに通う12名の子供たちの健康維持とリハビリの為に今年度の支援をお願いしたい。
決定:重度心身障害者施設オガール・サン・ホセ 2023-2024支援
フランシスカン・デフセンター:フィリピン国内における聾教育の向上を目指し、聾唖者教師及びフィリピン手話インストラクターの養成、また手話通訳者及び聾教育に携わる聴者教師の養成、更には、特に教育機会に恵まれない地域に養成された会員を派遣し、教育の機会を与え、聾唖者の信仰共同体の設立を目指す活動をしている聾唖者・聴者の共同生活をする団体である。また教育・信仰(ミサにおける手話通訳)分野で言語としてのフィリピン手話の使用・普及に努めている。2011年7 月カルバヨグ・デフ・センター(カライマン地区)は DSWD(保健省)より「通所型の適正な施設」としての認定書を交付された。当初、聾啞者の寮として開設した同センターであるが、「聾啞者共同体を作る」という当初の目的は達成され、当会を通し通学のための交通費が支給されていることもあり、通所型の聾啞者の教育・社会的適応のための聾啞者センター兼聾教育者・一部学生の寮として運営されている。2013 年より、卒業生のための職業訓練を実施、コンピューター操作、伝統織物など職種を増やして現在に至っている。
現在のスタッフ(2023 年 4 月現在):教師(1 名) 補助教員(2) 幼児部補助教員(2) ソーシャルワーカー (1 ) デフ・センター用務員(3 ) 手話通訳者(大学での受講のため)(1 名) 会計担当( 1 ) 法律顧問 (1 ) 監査(1 ) 司祭(1 ) 計 13 名
援助要請内容について:奨学金の他に、継続している職業訓練の助成を申請することになった。コロナ禍が終わり様々な方法で訓練が可能なので、申請に至った。
支援要請内容:センターで学んだ生徒の生活力をつけるための職業訓練のために 助成金を要請する。
目的:CKC付属高校を卒業しても、聾啞者の就職先が限られるために、職業訓練を受けて働き先の選択肢や自宅での収入を得られる技術を身に着けるため。
支援の額はパソコンの操作指導、伝統織物の年間の講師料。
申請A) カルバヨグ市聾啞者に対する奨学金
奨学生の人数と内容:2022~23 年 予想される被支援者(聾啞者)数
・小・中学生 20 名(聾啞者:カルバヨグ市)
・高校生 15 名(聾啞者:カルバヨグ市)
*去年同様 35 名の奨学金が必要となる見通しである。
*就学援助金を受けている学生には、学費及び学用品のみならず、必要に応じて交通費が支給され、経済的理由によっては制服や昼食などの給付もある。
*小中学生としているのはフィリピンは 2019 年以降学年の制度が変わり、例えば小学校9年生といったアメリカ型の制度から日本の6・3・3 制度に変更の過程にあるため、小中学生の総数。
申請B) 職業訓練のための奨学金 (内訳)
・パソコン操作のための受講料
・伝統織物の受講料
決定:アシジの聖フランシスコ・デフセンター聾啞者奨学金と職業訓練 2023年度支援
① 子供たちの栄養補給のプログラム1年間
② 健康管理に関する(衛生)費用1年間
③ 教員養成(研修)・教材費1年間
決定:アラン村シェムリアップ プレスクールの2023年度活動支援