皆様の援助先 2022年11月

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間  2022年11月


申請1 カンボジア  JLMM

 

コロナ禍によりしばらくカンボジアから日本に戻られていたJLMMのメンバーが、ようやく今月末より現地入りし、3年ぶりに通常の活動(子供の識字教育、栄養改善、収入創出)を再開されることとなった。また、2023年夏以降には新たなミッショナリーをステンミエンチャイ地区に派遣される計画があり、現在その準備も行われている。12月には広島学院の高校生12名のカンボジア研修も企画されている。

活動再開にあたり新年度の活動支援申請が提出されたのでご検討いただきたい。

 

承認: カンボジアステンミエンチャイ地区(プノンペン市郊外の貧困地域)における子供の給食と女性の収入創出支援活動の2022年度支援

 

計画概要

首都プノンペン市内の全てのゴミが集積・廃棄されていたステンミエンチャイ地区において、 JLMM はゴミ収拾によって生計をたてている生活困窮家庭の、特に子どもたちとお母さんたちと 関わりを継続している。 子どもの識字教育・衛生教育、母親を対象とした栄養改善セミナーの実施、女性の収入創出な どの支援活動を実施し、そのうち子どもの給食活動および女性の収入創出に関しては JOMAS 様の 協力のもと実施してきた。 しかしながら、2020 年に入り、カンボジアでもコロナ感染拡大の事態を受け、「子どもの家」 識字教室や求職活動、栄養改善セミナーなどの活動の一部を休止せざるを得ない状況が続いてい た。 コロナ禍においては、ゴミの収集により生計をたてている困窮世帯は、コロナの影響で当団体 はじめ地域の支援団体の識字教室が休止となったため、提供されていた給食がなくなったことに より、子ども達の栄養不足が課題となった。 また、家族が家にいることで支出が増え、家計がひっ迫し、今まで以上に貧困の状況が深刻で ある。 さらに、ゴミの買い取り価格が下がる、縫製工場が休止となり雇止めになるなどの影響もあり、収入が激減し、ますます生活が困窮している家庭が増えていたことから、地域の 185 世帯の生活 困窮家族に向けて毎月の緊急食糧支援を実施してきた。 2022 年度は、緊急食糧支援を一部継続しながら、カンボジア現地のコロナ感染状況の緩和に 応じて、徐々に通常の活動に戻していけることを期待し、子どもたちの給食活動と女性の収入創 出活動を再開させたい。

 

・事業実施計画

〇コロナ禍の困窮家庭に向けた緊急物資の配布

活動地の生活困窮家庭、特にコロナの影響で生計が逼迫している数家族を対象に、米(5kg)、 魚の缶詰(2 缶)、魚醤(1 本)、食用油(1 本)、調味料(1 本)、石鹸(1個)などをパックに した「食糧パック」を毎月配布する。

〇給食活動

栄養失調の多い地域の子どもたちに毎日給食を提供する。地域で入手可能であり栄養価の高い 食材で給食プログラムを計画する栄養改善のための現地スタッフを確保する。

〇女性の収入創出支援

屋台貸し出しプロジェクトのアイス製造などの業務に携わるアシスタントスタッフを確保し、 女性たちが安定的で衛生的な環境で収入を得られる機会を広げる。

 

☆期待されるプロジェクト成果

・ コロナ禍における減収により逼迫する家計を補うことができる。

・ 給食活動を通して不足しがちな子どもたちの栄養の摂取を補い、困窮家庭の家計の出費を軽 減させることができる。

・ 屋台貸し出しプロジェクトを通して、ごみ収集に代わる収入源を確保し、子どもの教育や家 族の医療へのアクセス、住環境の整備を充実させることができる。

 

プロジェクトリーダー:アン=マリーン氏(JLMMカンボジア現地スタッフ)

             漆原比呂志氏(JLMM東京事務局長)

 

2022年度申請内訳

①緊急支援食糧パック(10世帯分X12か月)

②子どもへの給食活動 食材費

③スタッフ給与

④収入創出アシスタントスタッフ給与

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