皆様の援助先 2021年3月

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間  2021年3月


申請1 カンボジア  シスター谷村

シェムリアップ州アラン村プレスクール2021年度援助

 

カンボジア内ではコロナの感染症は抑えられており、幸い周囲に園児も含めて今のところ感染者は出ていない。が、隣国タイに出稼ぎに行っている人は多く、タイでの感染蔓延を受け、出稼ぎから戻ってくる人も多く、国内幹線が心配されている。

貧しい地域の子ども達が犠牲にならないよう予防について教えてはいるが、効果は期待できない。現状を悪化させないよう、努力・協力の必要がある。

教育の機会が奪われている中、工夫してできるだけ年齢にあった成長ができるようサポートしていきたいと考えている。

このプログラム継続のため、2021年度もJOMASからの支援をお願いしたい。

申請:

A.子供たちの栄養補給のプログラム1年間

 内訳

 政府より5歳児は3日/1週、4歳児は2日/1週登園、との通達あり。

 当プレスクールではほとんどの子どもが発育不全の為、栄養補給として

 ボボー(おじや・30名分材料費 週2回)と

 クメールカレー(30名分材料費 週3回)を提供している。

 

B.コロナ感染拡大予防に対応する為に必要な備品1年分  

内訳

 c.マスク 50枚×50箱   

 d.ポンプ式手洗い石鹸

 e.アルコール消毒液 

C.教員養成(研修)・教材費 1年間         

D.教員給与 8名分(基本給3か月間)

 

決定: 上記A, B, C, Dの申請に対する支援

 


申請2 ネパール  シスター金谷

Baby Center(旧Asha Kiran保育園)2020年度支

 

長年JOMASが支援してきたラリグラス保育園は諸事情により閉園することになった。

先に閉園を予定していたAsha Kiran保育園は、幼児の世話に特化する、保育園として政府の認可を受けないかたちでBaby Centerとして2カ月前から活動をはじめた。

生活の窮状を訴えてきた閉園された保育園の先生たちに月のお米代を支給し、幼児の保護者たちに声をかけ、教会の1室を借りて保育を始めた。ここでは本当に助けの必要な人たちが集まってコロナに用心しながら頑張っている。

この活動にJOMASから支援をいただきたい。

 

決定: Baby Center への2020年度支援

Baby Centerの申請は2021年に提出されたが、活動はすでに3か月前からスタートしているということで、2020年度の申請とする。


申請3 フィリピン  シスター千葉

フィリピン・ケソン市のカインギン第二ブロックという地域で1980年から現在まで低所得層の人々の生活を支え軽減するために活動を続けてこられている聖心侍女修道会のシスター千葉からJOMASのシスター高木宛に送られてきた申請。

 

当地域はケソン市のパンソルというバランガイ(最小自治地域)にある。1988年に5人が地域の所有権を主張して住み始め、登記が認められなかった以降は不法居住者として現在に至っている。約3,800世帯が現在住んでいる。

住民のほとんどの男性は建設労働者、家の庭や周囲の清掃、タクシー運転手、輪タク、雇われ運転手など、女性はハウスヘルパーなどの家事手伝いでわずかな収入を得てきた。

若年層は会社勤めという比較的良い仕事についている人もいるが、コロナ禍で給料不払いや解雇される人も多い。

 

決定:カインギン第2ブロック内に居住する5名の若者の学費支援

 

内容:当地域内に居住する、将来の家族の働き手として期待され、かつ現在勉学に励んでいる優秀な5名の学生の卒業までの学費。


申請4 ネパール  シスター金谷

ピース・プロジェクト 2020年度支援

 

☆ピースプロジェクトに関しては2019年11月のJOMAS例会で14の保育園、児童宿題塾を運営している組織で、そこでの3回の教師研究会のための支援として20万円の支援が決定された。その後、2021年1月の例会で、シスター金谷からコロナ禍のロックダウン等の影響で各保育園も閉園し、研修会の招集の目途が立たない、と報告された。

しかしながら現在は一部の保育園の活動も活発化している。3月現在、先生たちの給料支払いは2020年度にミリアムの会からの支援金でぎりぎり清算できる状態である。が、本来は3月が学年末であるが今学年度が6月中旬まで延びるということで、4月からの支払いに苦慮しているところである。

研修会も、大勢の人々に呼びかけ多人数で集まる研修会はできないが、セトグラス保育園の先生たちだけで、保育園の現代化を図るために先ず屋外遊び場のペンキ塗りから始める研修会に取

り組んだ。教材を絵で表すためにこれまでに5回にわたり、きれいな絵を壁に描いている。

 

決定: ピース・プロジェクト 2020年度支援

☆2021年になってからの申請ではあるが、上記に説明があるように学年末が6月にずれこみ、当申請が承認されたら2020年度中の支払いに充てるため、2020年度の支援申請とする。

 

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