JOMASが継続支援している重度心身障害者施設への支援。イエスのカリタス修道女会のシスター井手が日本に帰国されたため、同会のシスター川下が仲介を引き受けられている。
例年同様、まずJOMASへの支援に対する感謝から始まる本年度の申請には、子供たちが支援の結果得られたケアとセラピーにより、日々進歩成長しているさまが報告されている。
今年度のプログラムは「希望と夢」と名付けて実施される。
アリリオ・エナオ師の指導と篤志家の支援によって始められたこの活動は、サンタクルズ市の身体的、知的、知覚的な、そして将来遺棄される危険のある障害児の健康、教育、心的発達を手助けするものである。現在は、33名の入所生と15名のデイセンターのプログラムへの参加者の計48名がこの施設を利用している。この土地は、寄贈されたもので、2012年10月に支援者や支援企業の寄付によって30名の子供が生活できる施設が建てられた。また同時に食堂、洗濯場、管理室、ボランティアのための部屋も建てられた。
JOMASの継続的な支援のおかげで、専門家が子供たちのよい健康を維持しながら、身体的、知的、そして感情的な発達をうながすプログラムを提供することができている。
決定 2017年度の下記2件の支援
・1年分の専門家への対価
--小児科医、心理学者、理学療法士、特別教育士、セラピスト、 社会事業士、看護士
・薬剤、栄養補助食品購入費、内部診療費
イエスのカリタス修道女会のシスター川端が一時帰国をされるのに伴い、シスター立石から、オガールファティマへの支援の2016年度の会計報告およびJOMASの5月の例会で申請承認された、2017年度の職員の給与支援および人件費の予備費の申請書の原本が送られてきた。これはすでに送金が完了しており、現地での入金も確認済みである。
今年度も、2種類のミルク支援の申請が送られている。
決定 下記2件の支援
・国産ミルク「Pil 」幼児ミルク購入支援金
・森永BFミルク 0歳から9ヶ月の乳幼児用ミルク1年分
例年JOMASが支援している障害を持つ幼児、青少年、大人たちが尊厳ある生活を送ることができるように、本年も神経系医薬品購入をはじめとする支援の申請が出されている。
現在、112名の障害児、青少年が寄宿し、96名が教育を受けている。
決定 2017年度の下記支援
内訳: 神経系医薬品購入費、医師と看護婦への給料、栄養補助食品代
緊急申請につき、メール審議のうえ、支援決定
洪水、地滑りにみまわれたフリータウンで、修道会同士が協力して毎週末、女性子供を中心とした主にマラリアとチフス、コレラの予防、医療支援をすることになった。
テストと治療薬、ビタミン剤、熱さましなどの医療品、約500人分の費用を申請する。
現地はボランティアの数が減ってきているが、環境が劣悪で、特に子供は体力、抵抗力共に無いため、病気にかかりやすく、場合によっては死亡する危険がある。
シスター吉田たち、アフリカ滞在の長い経験者の活躍が期待される。