援助先からの手紙

2015年4月 フィリピンからのお便り

フィリピンのイリガン市Catholic Center Campus Ministry(CCCM)の前年度の奨学生たちから、JOMAS宛てにお礼状が送られてまいりました。
およそ30通ある手書きのレターは全て感謝の言葉で溢れていましたが、中から3通選び翻訳しました。

レター1

今日も日が上り全能の神が痛みを癒し、今日の糧を与えて下さることに感謝します。

まず最初にJOMASの奨学制度を運営する全てのスタッフの皆様に感謝を伝えたいです。JOMASの奨学生になれたことにより、私が学ぶことができ、何よりも神を信じる、という私の信念を培ってくれたことに対し感謝します。

私は経済的な困難により勉強の時間がとれず、困っていました。JOMASはそのような私に、勉強の時間だけでなく、食べ物、寮などを与えてくれました。

今はまだ、私の中にある怠惰な心が使命を脅かすこともあります。でも聖霊が私を正しい道に導いてくださり、癒していただけるよう祈り続けています。

今一度、皆様にこの機会を与えてくださったことに感謝します。

Payla

レター2

今日は。私はジョアンナと言います。3年以上、JOMASの奨学生です。学生生活は勉学面だけでなく、経済面、精神面で苦しいことが多いです。それでも私は神様にこの祝福された学生生活を感謝します。

皆様に、Campus Ministryでの尽きない支援をしてくださったことに感謝します。このシステムは私のような夢を抱きながらも十分な支援や指導を得られない子供たちに扉を開け、希望を与えてくれました。Catholic Campus Ministryについても支援して頂いたことに感謝しています。おかげで私は、他人を気遣える、より理解力のある人間へと成長することができました。私が高校に通っていた時は、私という人間は偶然が重なった結果、ただ幸運で誕生したと考えており、何者かの大きな存在が、使命のもと私を誕生させたという考えは持ってはいませんでした。

しかし、大学に入学してその考えは大きく変わりました。誰も私を理解してはくれないだろうという考えが変わったのです。崇高な出会いや仲間づくりができる機会を再び与えて下さったことに感謝しています。私の援助を続けて下さっていることに感謝します。そして、お会いしたこともない生徒に対して、過去3年間も、私欲もなく学校に通わせていただいたことに本当に感謝しています。

私を信頼して頂きありがとうございます。私が、勉学面や、学校の教材などの経済面で苦しんでいるつらい時期でも、支援を続けてくださいました。それどころか、私が立ち直り、再び希望がもてる時まで支援を続けてくれました。

皆様、このセミナーは私の大学での第10回目のセミナーです。2か月後、うまくいけば鉱業冶金学のコースを卒業します。あなた方の支援がなければ、これは絶対に成し遂げられなかったことです。ですから、私は何度でも感謝の気持ちを伝えたいと思います。支援者の方たち、本当にありがとうございます。

ANG BABIT NINYO(You are all Good)! 幸運がありますように!

Joana

レター3

皆様が私たちに与えてくださった経済的、また道徳的支援のすべてに感謝します。私たちの人生で皆様にめぐり合えたことは本当に恵まれたことだと思います。皆様のおかげで、私たちはまだ学校に通うことができます。皆様はまるで私たちの第二の親のように、私たちを学校へ通わせ、私たちに明るくよりよい未来を与えてくださいます。皆様は私たちの出自をご存じないにもかかわらず、私たちを信頼して支えてくださいます。皆様も災害で被害を受けられたにもかかわらず、また私たちの生活に責任があるわけではないにも関わらず、私たちを助けようという気持ちを持ち続けておられます。

私が個人的には皆様を知らないので直接お会いしてにっこりとほほ笑みながら、また強く抱きしめながら「ありがとう」とお礼を言うことができないこと、また、単なる「ありがとう」という言葉では皆様がしてくださったご厚意に十分ではない、とは知りながらも、皆様が温かいお気持ちでこの手紙を読んでくださっていることに感謝しないではいられません。
皆様の愛とお気遣いを本当に感じることができます。私も皆様を愛しています。皆様が手を広げて私たちを助けてくださったことに対し、家族も感謝しています。この奨学金のおかげで、私は明るい将来への希望が持てます。確約はできませんが、私自身のためだけでなく、他の人々のためにも、勉強をきちんと終了するまでできる限りの努力をすることを約束します。

皆様は私を助けてくれただけではなく、多くの人を助けてくれました。もし私が職を得た時、私はたくさんの人を助け、また支えることができるからです。

皆様は種をくれただけではありません。皆様は種を植えられたのです。いつかそれが木に成長したとき、たくさんの人がそれを収穫することができます。人々は役に立つその木に感謝するでしょうが、実は誰がその種を植え、育ててきた農夫なのかは知らないのです。神様だけがその世話をしてくれた農夫の温かい心をご存知です。その農夫こそが皆様、私の素晴らしい支援者なのです。

何もかも、本当にありがとうございます。

Jessa Mac Booc

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