築70年を過ぎた建物を使用しているアベマリア産院から共同体が電気を共有しているが、その電気配線が古く、発火するようになり調査した結果、産科病棟が古さから突然の断線、停電の恐れがあることがわかった。そのため、産科病棟の電気配線(高圧電線および通常電線)を新しくする工事が必要である。産科病棟の停電を極力避けるため、分娩室、保育器室、リネン室(新生児のため布類にアイロンをかける)は隣の新しい病棟から電気を引いてくる工事となる。(その際、産科病棟、共同体の配線はそれぞれ独立させ、共同体の修理費は修道会からの援助をもらう)。安全を考え、できるだけ早く工事をはじめたい。工期は約1ヶ月半。
決定 アベマリア産院産科病棟電機修理工事費支援
チャドでは女子の就学率は低く、特に村の学校施設は貧しい上に女子教育への意識も低い状態である。ショフアイユの幼きイエズス修道会は、1995年に村人からの強い要望と、当時の教区の要望とによって、教育を受ける良い環境を作るために小学校高学年のための女子寮「ナザレト寮」、また2004年には高校生のための「べタニア寮」をそれぞれ開設してきた。
現在ナザレト寮(12歳以上入寮可)には小・中学生30名、ベタニア寮には高校生が10名入寮している。村から入寮してくる子供たちは読み書きができず、ABCから学習しはじめ、昼間には補習授業、夜は自習時間を設け係のシスターが指導に当たっている。食事は寮生たちによるグループが週単位の当番で作る。
その寮のトイレは焼きレンガで造られているが、穴一つに壁をめぐらしただけの屋根なしであり、さらに敷地が河畔にあるので雨季には水嵩が増え、地下層に水が浸み込み汚物が浮き上がる状態である。衛生面、環境保護の双方を考え、
新しい方法で汲み取りのできる2つのトイレ、2つのシャワーのある建物を作りたい。
決定 女子寮のトイレ、シャワー棟建設費用支援
2015年度年間の平均人数は8.6人/月。今年度4月末日現在、0歳から9ヶ月の乳児は10名在籍している。2016年度も平均10名が森永BFミルクを必要になると予想される。今年度も平均10名が森永BF・ミルクを必要とすると想定している。(月齢、入所人数によって消費量は変化すると予想される。)
一日平均の総消費量は140g×10 人分=1,400g (1缶400g×3.5缶)
年間必要量は3.5缶×365日=1277缶、1277÷24缶 = 53箱
決定 2016年度 森永BFミルク支援
フロレス島のソック、ペラメエッセの地域は特にカトリック信者が多い貧しい地域では水が届かず、子供たちは朝早く起きて遠くまで一日分の水を汲みに行ってから学校に行くという日々を送っている。水源を探してパイプをつけるとその地域の学校、協会、住民のための飲み水、料理、水浴など生活全般が本当に助かる。地域政府に再三依頼しても全く援助してもらえない。
そこで、井戸(100m掘る)を2か所掘ってパイプを設置し、2小学校、1中学校、教会、住民たち(300家族)へパイプを使って水を送りたい。
フロレス島の神父が工事を主導し、聖心会が管理、監督する。
決定 フロレス島の井戸掘削および水道工事の費用